キーパーソン鼎談
 
(平成9年5月21日:前橋第4中学校)
 
群馬における中学校インターネット利用の現在
〜子どもたちにどんな世界を与えることができたか?
子どもたちはどんな世界へ旅立とうとしているのか?
そして、大人たちは何ができて、何をすべきなのか
関根正喜
群馬県教育長
折田一人
前橋市立第四中学校教諭
中島義之
GIVEGunma Internet Voiunteers for Edu-
cation)/通称「インターネットつなぎ隊」
代表
大日本印刷梶iC&I総合企画開発本部 C&I企画
開発センターネットワーク事業開発室)
「子どもたちにも、インターネットを」との声が高まる中、「子どもたちにこそ、インタ ーネットを」と、中学校の技術科の先生が立 ち上がった。ウデにおぼえのある父兄がサポーターとして加わり、「パンチカードの時代からコンピュータとかかわっていた」という県教育長の賛同も得て、群馬県前橋市立第四中学校では、いま、世界に向けて、そして地域の中に発信している。
はじめは1台のパソコンから
 
3年前、文部省・通産省の「100 校プロジェ クト」に応募した前橋市立第四中学校。翌年1台のコンピュータが届けられた。
 
折田
 
先生方の間でも、「インターネットって、何?」
 
「パソコンも満足に使えないのに、いきなりインターネットとは」の声もある中、ようやく、そうした活動が認められ、コンピュータ室のすべてのコンピュータが新機種に入れ替わり、LAN に接続された。今度はすべての教室からインターネットを使えるようにしたい。
 そんなとき、救いの手ともいうべき支援を申し出たのが、ネットワークの専門家である中島氏。地元のボランティア、通称「インターネットつなぎ隊」を組織した。
 
生徒の疑問に答えるインターネット
現在、前橋四中には、20台のパソコンとサーバーを備えたコンピュータルームがあるだけでなく、それぞれの教室もコンピュータが設置されていて、生徒たちが自由に活用することができる。「教育現場にコンピュータを生かす」は、県教育長である関根氏も提唱するところだ
 
 
 
 
遅れているのは先生たち?
 
 
 
学校と父兄、地域をつなぐ
 
 
 
 
意識改革と行政による取り組みも必要
 
 
 
 県内全小中学校、障害児学校も含め、約600校をつなげたいと「つなぎ隊」の中島氏。
 しかし、それだけの受け皿となるべき、ネットワックセンターがないのが現状だ。群馬県の総合教育センターを中心に県内の学校をインターネットに接続する計画はあるが、当面は県立高校、図書館などが対象である。小中学校は市町村立であり、やはり「全教育機関を結びたい」という関根氏もネットワークの組み方については現在模索中である。