「子どもたちにも、インターネットを」との声が高まる中、「子どもたちにこそ、インタ ーネットを」と、中学校の技術科の先生が立 ち上がった。ウデにおぼえのある父兄がサポーターとして加わり、「パンチカードの時代からコンピュータとかかわっていた」という県教育長の賛同も得て、群馬県前橋市立第四中学校では、いま、世界に向けて、そして地域の中に発信している。
3年前、文部省・通産省の「100 校プロジェ クト」に応募した前橋市立第四中学校。翌年1台のコンピュータが届けられた。
「パソコンも満足に使えないのに、いきなりインターネットとは」の声もある中、ようやく、そうした活動が認められ、コンピュータ室のすべてのコンピュータが新機種に入れ替わり、LAN に接続された。今度はすべての教室からインターネットを使えるようにしたい。そんなとき、救いの手ともいうべき支援を申し出たのが、ネットワークの専門家である中島氏。地元のボランティア、通称「インターネットつなぎ隊」を組織した。
現在、前橋四中には、20台のパソコンとサーバーを備えたコンピュータルームがあるだけでなく、それぞれの教室もコンピュータが設置されていて、生徒たちが自由に活用することができる。「教育現場にコンピュータを生かす」は、県教育長である関根氏も提唱するところだ。
県内全小中学校、障害児学校も含め、約600校をつなげたいと「つなぎ隊」の中島氏。しかし、それだけの受け皿となるべき、ネットワックセンターがないのが現状だ。群馬県の総合教育センターを中心に県内の学校をインターネットに接続する計画はあるが、当面は県立高校、図書館などが対象である。小中学校は市町村立であり、やはり「全教育機関を結びたい」という関根氏もネットワークの組み方については現在模索中である。